若菜かな…?
第3章 若菜の部屋
「花弁を触ってみる……」
俺は下半身に指を向けた。
触れた瞬間、ぬるりした粘膜の感触と、生温かい熱を感じた。
(ん、んんっ……)
感じたことのない快感が背筋を走り、俺は思わずのけ反った。
指を割れ目に沿ってゆっくり動かす。”鋭い快感”というわけではないが、その卑猥な快感は、この禁断じみた行為をさらに淫靡に演出する。
部屋の空気にメスの香りが広がりはじめた。頭の中がピンクの霧で覆われはじめる。
俺は濡れた指先を、軽く口に含んでみた。濃密なフェロモンの甘酸っぱさと、ツンとしたおしっこの味と香りが味蕾をピリリと刺激した。
(ああ、若菜……。ごめん、俺、もう抑えられないよ……)
うう、どうしよう……