若菜かな…?
第3章 若菜の部屋
「まじめに着替える」
俺はなんて偉いんだろう。
いくら美人でかわいいと言ったって、若菜は俺の幼なじみだ。
エッチな妄想なんてしたら彼女に悪い。
俺はなるべく下を見ないようにしてブラウスとスカートを脱ぎ、近くにあった青いパンツとTシャツを急いで半裸の身につけた。
しかし、どうしたら元に戻ることができるのか……。
考えてもしょうがないけど、考えないと始まるまい。
俺はベッドに寝転がって思案した。
…………少しウトウトしてしまったようだ。
ドアの向こう、階段の下から若菜を呼ぶ声が聞こえる。