若菜かな…? 3-2

若菜かな…?

第3章 若菜の部屋 

「チェストを開けよう」

まずは、部屋の中を少し調べさせてもらおうかな。
あっ、そう言えば、俺の部屋の本棚の上に珠玉のエロ本コレクションが置きっぱなしになってるはずだぞ。
あいつ、見つけなければいいけどな……。
まあいいや、心配してもしょうがない。それより、ええと、着替えはこのタンスの中かな。
俺は床に跪き、引き出しを下の段から開けてみた。
「おわっ……!」
そこには純白のショーツに混じってブルー縮れたショーツが小さく折りたたまれて並んでいた。
清純なフリして結構セクシーなのもあるんじゃんかよ。
しかし、こんな小さなもの、ホントに履けるのかな?
若菜の下着姿が脳裏に浮かび、胸がときめきキュンとする。
(若菜の下着姿なんて想像してどうするんだよ。俺のからだは今、若菜なんだぞ……)
俺は引出しを元に戻し、再びベッドの上で大の字になったまま天井を見つめ直した。

 どうしますか……?