若菜かな…? 3-1

若菜かな…?

第3章 若菜の部屋 

「制服のブラウスを脱ぐぞ」

いつまでも学校の制服を着ているわけにもいかないだろう。
俺はブラウスのボタンを一つずつ外しはじめた。
で湿った純白の生地の肌触りが淫靡だった。そんなことを考えちゃいけないと思っても、胸元から香るチューインガムのような甘い香りとかすかに香る体臭が嫌でも気持ちを高ぶらせる。
白いブラジャーがあらわれた。思っていたより深い胸の谷間。この角度から見たら、こういうふうに見えるのか……。俺は妙に納得しながら急いでブラウスを脱ぎ捨てた。こうなったら、ブラの中も見てやるぞ。奴だって、どうせ俺のを見るんだし。
しかし、どうやって取るんだ、これ。
ジタバタもがいているうちに、ふたつの乳房がプルンと弾けるように露出した。
「あっ……」
ブラジャーの固いライナーが乳首を強く擦った瞬間、俺は恥ずかしい声を上げていた。そうか、女って、どうしても声が洩れてしまうものなんだ。しかし、なんてかわいい声なんだろう。自分の声に興奮するなんて変だけど、こんな切ない若菜の声、一度も聞いたことなどない。
俺はブラジャーを輪になったまま服を脱ぐように無理やり脱いだ。よく見ると、なんだ、後ろにホックがあるじゃないか。なんて感心したのはずっとあとになってのことで、ブラを投げ捨てた俺の視線はふくよかな胸の膨らみに釘付けになっている。

どうする……?