美人局長の秘密指令
第1章 調査局⑥
「……くっ……! あっうっ……!」
紀香の背筋に電気が走った。たがが外れたのか、小陰唇の内側から愛液が蜜のように溢れでる。
これほど体が火照ったことなど一度もなかった。心はさかんに拒んでいるのに、あそこは煮えたぎるマグマのように熱く渦巻く。
「……局長……もう許してください……」
「だめよ。こんなに感じてるじゃない」
「……でも、でも……」
「こんなにお汁を滴らすなんて。こうして欲しかったのね、あなた」
「……き、局長……あっ……やめて!」
亜由美の指先がまるで子供のオイタを懲らしめるように小陰唇をつまんで引いた。いびつに開くピンクの花弁。腰が下がり、アナルがツンと上を向く。アナルの色素は薄く、皺の存在もよく見なければわからなかった。綺麗なアナルというのもあまりないが、彼女のそれは間違いなく美形だった。
「女の人も喜ぶわよ。あなたに狙われる人は幸福ね」
「……もう見ないで下さい。お願いします」
「だって、むき出しよ、あなた」
「イヤ……」
指先の動きが早くなった。クチュクチュという音とともに女の匂いも一段と強くなる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
喘ぎに合せるように腰が激しく前後していた。菊の蕾がピクピクと別種の生き物のようにうごめき、膣の内部が揺らめくように蠕動する。亜由美は彼女を本気でいかそうと考えているのか、指を巧みにあやつり、内部とクリトリスへの官能的な刺激を繰り返した。経験の多い彼女のテクニックの前に紀香はなすすべもないまま動物のような格好でただ体を引き攣らせることしかできなかった。足の指が切なげに開いていた。半開きの口元から涎が流れた。堪えようとしても、どうしても鳴咽のような喘ぎが洩れた。
「ああ~!……局長……ああっダメ!……うぐっ……!」
「イキなさい、紀香!」
「ああ! ああ……ほんとに……ホントにもうダメ! あっ、あっ、ああ!」
膣口が絞るように縮み、指と襞の間から白濁した愛液が染み出すように漏洩した。紀香は最後に消え入るような悲鳴を残し、そして果てたようにぐったりと弛緩した。