美人局長の秘密指令 1-2

美人局長の秘密指令

第1章 調査局②

「いえ、まだ勉強することばかりです」
「それで、次の仕事はあなたじゃないとできない任務なんだけど、どうかしらね。女を落としてもらわなければならないんだけど、あなたにできる?」
「はい。最善を尽くします」
「相手はレズで、SMの趣味もあるそうよ」
「はい、いつでも準備はできております」
「そう、じゃあ、少し試さしてもらおうかしら」
亜由美は椅子に深く座り、組んだ右足を突き出すように紀香に向けた。
「わたしの靴、舐めてもらえる?」
「ここで……ですか?」
「できないのなら、いいのよ」
「わかりました」
紀香はひざまずくような姿勢をとり、彼女の靴を両手で包むように手にとった。目の前にある美しく磨かれたハイヒール。その輝くような純白は、真珠のような艶めかしい光を放っている。
紀香は躊躇せずにそっと唇を近づけた。ふっと香る革の匂い。舌先が触れると同時に、白い爪先に赤いルージュが艶めかしく彩られる。
「そのまま全体を舐めるのよ」
言われる前に舌先は先端を通過し、靴の側面に妖しい痕跡を這わしていた。静かにまぶたを閉じる紀香。半開きの口元から伸びた舌はそのままヒールにいたる曲線を這い、密着した粘膜は次いで靴の裏側を伝っていく。
「靴を脱がせなさい」
「はい……」
紀香は先端の部分を押さえながら踵の部分に力を入れた。サクッとした軽い感触とともに靴が浮く。彼女はそのままハイヒールを爪先に向けて移動させた。靴の隙間から微かに香る汗の匂い。黒いストッキング越しに肌色の素肌が透けて見えている。